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挑戦する事の意味を考えること

いつでも夢を

入院中もそうですが、生きる事に絶望感を抱き、立ち直れない時、すごく気分が落ち込んでいる時、つらい時、悲しい時、腹の立つ時等々・・・。
長い人生、色々な事があると思いますが、そんな時、私たちをとても元気づけてくれた映画の思い出が、私にはあります。

橋幸夫さん、吉永小百合さん主演の「いつでも夢を」です。
昭和37年。私もまだ生まれていない頃の、とてつもなく古い映画ですが、私が若い頃、仕事で手痛い失敗を繰り返し、また人間関係もうまくいかずにとことん悩んで落ち込んでいた時に、ちょうどレンタルビデオでこの映画を拝見しました。

夜学に通いながら、昼間仕事をしていて、色々な紆余曲折に苦しみながら、時にはいがみ合い、時には意気投合し、ひたむきに生きている当時の若い人たちの生き様を、リアルに描いたドラマで、自分の人生と重ね合わせて、「私たちはまだ幸せな方なんだ。これから、もっともっと頑張らなければ」って、仕事での嫌な事は忘れられて、とても励みになったのを、今でも覚えています。
また、主題歌の「いつでも夢を」は、昭和37年度の、日本レコード大賞を受賞した名曲で、この歌を聴いているだけで、辛い事、悲しく苦しい事を忘れられそうな気がします。
実は私が高校3年生の頃、ちょうど「廃盤ブーム」といって、昔の歌謡曲を、各レコード会社が復刻してレコードを発売されていました。私も、どちらかといえば昔の歌が好きだったので、高校3年生にして、学校の帰りにレコード店で偶然目にした「いつでも夢を」の復刻版シングルを買いました。
実際、私の母親も、集団就職で一般企業に単身で勤め出していた頃に、まだ若く、仕事では悩みも多い中、この歌を口ずさんでいるだけで、いつも辛い事、苦しい事が忘れられ、とても励みになったという話を聞いています。
まだ高校生だった私が買ってきた、そのレコードを母と一緒に聴いた時、昔の若い頃を思い出したのか、それとも懐かしさのせいでしょうか。思わず涙しながら、真剣に、何度も何度も繰り返し聴いていました。
私も当時はまだ、いい歌だなぁ、という印象しかありませんでしたが、次第にこの歌に込められた思いがわかってきた様な気がします。現在でも、辛く苦しい時にこの歌を聴くと、本当に励みになります。
なんだか、映画より主題歌の話になって申し訳ありません。
生きる勇気を与えてくれる、私のオススメの映画です。