患者の会報誌を依頼されて
五年位前に、通院していた患者の会の役員をしていました。
会員の減少に伴い会費も少なくなり、毎年一回発行する会報誌の継続が難しくなりました。
業者に発注する予算もないという事で、手作りしようという事になりました。
その当時書記を担当し書類等をパソコンで作っておりました関係で、
私にその御役目が回ってきました。
excelやwordは講習を受け、その後試験を受けて資格は持っておりましたが、
広報誌を作るのは初めての事でした。
広報誌をこのまま絶やす事も出来ないので、
当時仕事も持っておりましたが、挑戦してみる事にしました。
会員の皆さんにその事を伝えると、とても喜んで下さり、
出来上がるのを楽しみにしていると励まして下さいました。
それから会報誌の会合を何回も開いて、会員さんに記事をお願いしたり、
写真を集めたりして、レイアウトを考えました。
市の会報誌や、県の会報誌、学校の会報誌等を見ていろいろ参考にして、
自分なりに勉強しましたが、わからない事も
たくさんありましたので、悩む事もたくさんありました。
そんな時、講習を受けた先生の所へ行って、相談に乗っていただきました。
先生は私のとんでもない挑戦にびっくりされましたが、
喜んで教えて下さり出来上がったら是非見せて欲しいと言ってくださいました。
皆さんの期待にお答えしなくてはと思いながら、
一つ一つ仕上げていく内に、だんだん会報誌が形になっていきました。
写真をスキャナでパソコンに入力し、修正や補正を行う。
それをワードのテキストボックスに取り入れて、配置を考える。
図形の中に文書を取り込む等、初めてする作業は慣れない事ばかりでしたが、
苦労して出来上がった時はこの上もなく嬉しく、
達成感がありました。
全部で12ページの会報誌になり、会員の皆さんに喜んでいただきました。
私は、会報誌を作るという挑戦をさせていただいた事で、
自分のパソコンの能力を高める事が出来、微力ではありましたが、
会の為にお役に立てたという達成感がありました。
それから、三年位毎年作成をしていましたが、
だんだん実力もつき他の方面からも作成を依頼される様になりました。
一つの挑戦で、こんな結果になるとは思ってもみませんでしたが、
今は楽しみながらがんばっています。