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シンカリオンが侮れない面白さ!初音ミクのコラボ中

シンカリオン」とは株式会社ジェイアール東日本企画と株式会社小学館集英社プロダクション、そして株式会社タカラトミーの共同プロジェクトによって展開されている「新幹線」を題材にした変形する巨大ロボットの総称及び玩具シリーズの名称ですが、現在は主に2018年1月6日より始まったテレビアニメ「新幹線変形ロボ・シンカリオン」を指しています。

 


物語の主人公は小学5年生の速杉ハヤト、彼は父親が鉄道博物館に勤める影響で新幹線や電車が大好きな少年です。

ある日の朝、ハヤトは父親が「Shinca」というカードを置き忘れた事に気づいて職場である博物館に行きますが地下の研究所に迷い込んでしまいます。そこでハヤトは新幹線E5系を見つけますが、それはその研究所で開発された人型ロボット「シンカリオン」でした。

ロボットとは知らず、勝手に開いた乗車扉に入ったハヤトはそのまま異次元からやって来た敵「バチガミ」と戦う羽目になります。ストーリーは言わば「ロボットのパイロットとなった普通の少年が正体不明の敵と戦う事になる」という王道的な流れに沿っていますが、「シンカリオン」では登場している大人たちがしっかりと子供を守ろうとしているところが特徴的です。

例えばハヤトの父親である速杉ホクトはバチガミの脅威に対抗するために作られた研究所の指導長ですが、偶然にもパイロットになってしまった息子の存在に苦悩します。それはもちろん自分の子供を危険にさらせないという親心です。父親だけでなく、同じ研究所の仲間たちもまた子供を戦わさせる事に対して謝ったり安易に採用しようとする上層部に一喝したり等子供の事を考えてくれるシーンが丁寧に描写されていて好感を呼んでいます。

こうした点からストーリ上の展開が共通している新世紀エヴァンゲリオンにちなんで「明るいエヴァ」や「親子関係が良好な新世紀エヴァンゲリオン」とネット上では呟かれました。元々このアニメは「大人と子供がともに未来を守る」というテーマを掲げており、なおかつ「ファミリーアニメ」として制作されているので当然と言えば当然です。この辺りの事情はプロデューサーのインタビューで明らかにされています。
他にも侮れない面白さとして挙げられるポイントは鉄道の知識です。

登場人物たちは鉄道に関する専門用語を一気に使うシーンがたくさんありますが、鉄道の知識がない視聴者でも登場人物の生き生きした表情やテンポの良い使い方のおかげで楽しさや面白さが伝わってきます。鉄道ファンなら尚更で、実際に鉄道に関わらないと知らない描写などマニアックなところがある点も侮れません。

それからキャストに選ばれた声優も実力者揃いです。

ゲーム「刀剣乱舞」の数珠丸垣次など多種多様なキャラクターを演じている緑川光やアニメ「銀魂」の主人公である坂田銀時が代表的な杉田智和など実績がある声優が揃っています。声の演技だけでなく、キャラクターの性格も面白いです。